十恋人

デリヘル(人妻/大塚)

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高樹
十恋人
…定期借地権…

勉強嫌いなのに渋々開いたテキストで
「定期借地権」を発見した

ふと脳裏に浮かぶのは
集客力そこそこありながら姿を消した
お台場の商業施設である

あれこそ「定期借地権」では…?

ふと気になって
定期借地権の意味を調べ出し

そういえば定期借地権って何故
近年に誕生したのだろう…などと
定期借地権の誕生秘話も気になった

定期借地権とは何か

それを知るには日本の借地制度が
ネックになる事から
始めなければならない

旧来の借地制度、普通借地権は
更新が繰り返されると
半永久的に借地されやすい仕組みだ

(悲惨な歴史を背景に
借りる側の保護を目的とした)

前提として地主は一度土地を貸したら最後
真っ当な理由がない限り
更新拒絶や解約が難しい上に

高額な立ち退き料の支払いまで必要となり
自らの土地を取り戻す事が困難だ

そのため土地があっても
貸し渋る地主は一定層いた

この「地主が土地を貸したがらない」
問題に、国は頭を抱えた
時はおりしも高度成長期のバブル期である

そこで1992年8月に
更新のない定期借地権が新設された

「契約更新がない」
「建替えでも期間が延びない」
「期間満了時は更地で返還」

という新ルールは
貸した土地が必ず戻る仕組みから
鳴物入りでスタートした

地主は貸した土地の返還時期と
明朗な条件を見通せる

これで安心して土地を貸し出せるだろうと
時の国土交通省も胸を撫で下ろして
借地供給を期待したのである…

だがしかし、そこには見落としがあった
いわゆる消費者目線である

不動産投資としても不満が募り
我が物にならない
「面倒くさいイメージ」が先行したのだ

先ず概念として日本の不動産は基本的に
資産として見られる

それが満了後にも手元に残らず
普通借地権や所有権と比べて契約期間
地代改定、売却時の扱い
ローン審査、満了時の処理など

スッキリせず分かりにくい

土地は買わない為、本来なら
価格が安いはずだが
銀行融資もままならず

実際は地代、保証金、解体積立金など
ウエハースのように積み重なり
安さで勝負ともいかない

となると地主としても
定期借地権として売りにくい上に
安さ価格差の旨みも薄く

当然だが人気は出なかった

そんな一長一短
「帯に短し襷に長し」の定期借地権だが
今も健在で都内でよく見かけられる

「一所懸命」という言葉が示すような
戦国時代から数えて幾世紀…
土地の所有や権利、力関係と法規制に

1番肩身をせまく感じているのは
案外「定期借地権」
そのものかもしれない



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